まるきんの畑から:2022年10月号

早いものでもう10月になりました。柿の時期ももう目前ですね。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

9月も8月に引き続き、雨が多かったように感じます。
幸い、台風による被害はほとんどありませんでした。
収穫まであと一月半ほど。
無事にその日を迎えられることを祈るばかりです。

9月の作業

秋の訪れを先取りする作業もありました。

「西村早生」収穫

最も早く熟す柿の品種「西村早生(にしむらわせ)」を収穫しました。
9月に食べられるレアな柿です。
一昔前には岐阜でもたくさん生産されていましたが、最近ではほとんど栽培されていません。
「富有柿専門」の丸金青果でもごくわずかに栽培しています。

9月でも綺麗な色をしています。
ただし、この「西村早生」はちょっと困った面があるのです。
それは「果実にタネが入っていないと甘くならない」ことです。
タネがない果実は全て渋い柿です。

渋い柿が混ざってはいけないので、
果実の形や色を見て、タネの有無を判断します。
なので収穫・選果がけっこう大変です。
こうした理由から最近は栽培されなくなっています。

防除

カメムシに警戒中です。
今年はカメムシの発生が例年より多いようです。

だいぶ涼しくなってきたので、防除作業が楽になりました。

いまの柿の様子

9月末時点での柿のはこんな感じです。

富有柿は少し黄色みを帯びてきたように見えますが、まだまだ青いです。
これからもまだまだ大きくなります。

太秋(たいしゅう)は色がでてきました。
大きさも手のひらに収まりきらない程のサイズになりました。
太秋は10月半ば頃の収穫を予定しています。


今年の直売所は10月下旬ころからオープンする見込みです。
詳細が決まり次第お知らせしますのでお楽しみに…!

投稿者プロフィール

Kunitaka Ota
Kunitaka Ota
就農4年目の見習いです。
柿ができるまでの過程、自然の移ろい、柿作りへの思いなどをお届けできればと思います。ブログを通じて柿や丸金青果をもっと身近に感じてもらえれば嬉しいです。

柿の栽培以外にも、農機具の整備修理、土木工事、ITエンジニア(?)をやったりします。「丸金の何でも屋」になることを目指して頑張ってます。