まるきんの畑から:2022/03/11

3月になり寒さが少し緩まってきました。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

先日、長く続いた剪定が終わりました。
畑もスッキリしました。

ここで一息つきたいところなのですが、次は「粗皮削り」です。

文字通り、柿の木の粗皮を削ります。
粗皮の下には害虫が越冬しており、
この時期に削ることで農薬を使うことなく防除ができます。

バークストリッパーと呼ばれる機械を使います。
高圧洗浄機のエンジン版みたいなものです。

木の枝分かれ部分など、樹皮が盛り上がった箇所に害虫が越冬しています。
削り残しのないように、丁寧に削っていきます。

こんな感じに綺麗になりました。
目に見えて変化があるので達成感があります。

削った木の皮が飛び散り、辺りには木の皮の匂いが立ちこめます。

カッパを着て作業しますが、全身に木の皮を浴びます。
日が差すと暑くなり汗もかきます。
夕方ごろになると、全身ずぶ濡れで木の皮だらけなので、
「早くお風呂に入りたいなぁ」なんて思いながら作業をしています。

春までにやらなくてはいけない作業はもう少しで終わりです。
柿の木にとってなるべく良い状態で今年の成長をスタートさせられるよう、
頑張っていきたいです。

おまけの一枚

畑の片隅に生えているネコヤナギに花がついていました。
白いふわふわの花はこの時期、目を引きます。
春が近づいていますね。


投稿者プロフィール

Kunitaka Ota
Kunitaka Ota
就農4年目の見習いです。
柿ができるまでの過程、自然の移ろい、柿作りへの思いなどをお届けできればと思います。ブログを通じて柿や丸金青果をもっと身近に感じてもらえれば嬉しいです。

柿の栽培以外にも、農機具の整備修理、土木工事、ITエンジニア(?)をやったりします。「丸金の何でも屋」になることを目指して頑張ってます。