まるきんの畑から:2024年6月号

東海地方では梅雨入が遅かったですね。
いつもなら雨でジメジメしているのですが、梅雨を飛ばして真夏が来てしまったかのような暑さです。
果樹農家としては、雨が振りすぎるのは困りますが、梅雨はちゃんと雨が降ってほしいと思います。

6月の作業

摘蕾(てきらい)

柿の蕾(つぼみ)や花を間引く作業、「摘蕾」がやっと終わりました。
今年は蕾や花がとても多かったので例年よりも時間がかかりました。
柿の蕾もすでに花から小さな実になっていました。

こちらは太秋の実です。すでにこんなに大きいです。
この時期になると枝が固くなってくるので実を取るのに苦労しました。

防除

6月は柿にとって重要な病害虫が発生する時期です。
毎年、梅雨の雨間を見計らって防除を行うことになるので苦労しますが、
今年は晴れが多いので狙った時期に行うことができました。

今の柿畑の様子

2024年6月22日撮影

枝もすっかり伸びきりました。
木も夏に向けた準備を進めています。
草もかなり伸びてきたのでそろそろ刈り時です。

6月のまとめ 事件発生…!! 

なんと、新しく植えた苗木の一部がシカに食べられてしまいました!
2024年1月号の「苗木の植え付け」、2024年3月号の「シカ対策」で取り上げている苗木の畑です。

畑の横を通りかかった際、「葉っぱがない!」と気が付きました。
侵入防止ネットにツルの草が絡みつき、重みでネットが下がっていました。
シカはネットが下がった部分を跨いで畑に入っていたようでした。
こまめにネットの様子を確認して補修していたので油断していました。

気がつくのが早かったので被害は軽度で済みました。
また、シカも柿の苗木が目的で入っているわけではないようだとわかりました。
センサーカメラで見る限り、シカたちの目的はどうやら下の草のようです。
柿の苗木もついでに食べたという感じです。

さらに、食べられた箇所からすでに小さな芽が出ているのも確認できました。
食べられてしまった苗木たちも負けていません。
苗木がやられてしまったのはショックでしたが、まだ大丈夫だとわかりホッとしました。

食べられた箇所には新しい芽ができていました

投稿者プロフィール

Kunitaka Ota
Kunitaka Ota
就農4年目の見習いです。
柿ができるまでの過程、自然の移ろい、柿作りへの思いなどをお届けできればと思います。ブログを通じて柿や丸金青果をもっと身近に感じてもらえれば嬉しいです。

柿の栽培以外にも、農機具の整備修理、土木工事、ITエンジニア(?)をやったりします。「丸金の何でも屋」になることを目指して頑張ってます。