まるきんの畑から:2024年2月号
2月とは思えないほど暖かい日が多いですね。
今年は重ね着をするどころか、上着を脱いで作業をしています。
2月の作業
柿の出荷作業が一段落したので、2月は外の作業に専念できました。
剪定(せんてい)
枝を切って木の形を整える「剪定(せんてい)」のシーズンです。
剪定は柿の成りを左右する重要な作業です。
木にとっては枝をたくさん残す方が負担が少なく、果実もたくさん採れるようになります。
しかし、実際にはそう簡単にうまくはいきません。
枝が多いと病害虫が発生しやすかったり、作業がやりにくくて時間がかかったりとします
切り過ぎはダメ、切らないのもダメ、うまくバランスを取ることが必要です。
今年の剪定は、枝を多く残しています。
昨年の剪定では、形を整えることにこだわりすぎて切りすぎていたと反省しています。
木を落ち着けるため、今年はあえて枝を多めに残すことにしました。
枝がぶつかりそうに見える箇所もありますが、大丈夫です。
長い枝ほど、葉っぱがでて先端が伸びると垂れ下がるようになります。
さらに果実が成ると重みで大きく垂れ下がります。
今は距離が近いですが、成長と同時に枝の向きや方向が変わっていきます。
今の形だけでなく、春、夏、秋と成長する過程でどうやって枝が変化していくのか、
想像しながら枝を残しました。
もちろん、枝が混み合うと病害虫が発生しやすくなるので、枝が伸びてくる5月〜6月に、
紐で枝をひっぱり適切な間隔が空くように調整する「誘引」も行う予定です。
剪定は難しいですが、奥深くて面白い。
絶対的な正解がないからこそ自由です。
昨年は型にはめすぎてしまったので、今年はかなり自由にやってみました。
はたして結果はどうでしょうか?
毎年が反省の連続です。
反省を繰り返し、少しずつ理想の剪定に近づけていけたらと思います。
今年は今までで、680本の木を剪定しました。
もうすこしで終わりそうです。
今の柿畑の様子
この畑は剪定が終わりました。
枝が多めに残っているので、1月との違いがわかりにくいかもしれません。
枝の先の芽はまだ小さいです。
春先のように暖かいので芽が出てしまわないか心配ですが、
植物はちゃんとまだ春ではないことをわかっているようです。
2月のまとめ
出荷作業が一段落し、2月は外の作業に専念できました。
枝を切って木の形を整える「剪定(せんてい)」を行っています。
2月も終わりに近づき、まもなく作業は終了します。
春の訪れになんとか間に合いそうです。
投稿者プロフィール
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就農4年目の見習いです。
柿ができるまでの過程、自然の移ろい、柿作りへの思いなどをお届けできればと思います。ブログを通じて柿や丸金青果をもっと身近に感じてもらえれば嬉しいです。
柿の栽培以外にも、農機具の整備修理、土木工事、ITエンジニア(?)をやったりします。「丸金の何でも屋」になることを目指して頑張ってます。
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