まるきんの畑から：2024年11月号

いつの間にか気温が下がってきましたね。
朝晩はかなり冷える日が出てきました。
それでも、日中の日差しはなかなかに強く、
収穫作業で少し日焼けをしました。
片付けた日焼け止めを出してくるかどうか悩んでいます。
いつものような秋はどこへ行ってしまったのでしょうか。

11月の作業

富有柿の収穫

色づきが遅れていますが、11月中旬から本格的に収穫がスタートしました。
天候がよいため、順調に進んでいます。

今年の柿は小玉傾向ですが、量は多いです。
残暑が厳しいと小玉傾向になりやすいようです。
カメムシの被害は例年よりも多いですが、
丸金の畑では被害が比較的少なく済んでいます。

スタートが遅かったのと、量が多いので、12月上旬頃まで収穫がかかりそうです。
昨年の不作のことを思うと、
収穫作業は大変なくらいがありがたいです。
まだまだ時間がかかるので、頑張ります。

今の柿畑の様子

この畑は収穫が終わってしまったので柿はもうありません。
例年だと、葉っぱが散り始める頃なのですが、まだ青々としています。

11月の余談：新品種　麗玉（れいぎょく）

今年は苗木で植えた新しい品種をはじめて収穫しました。
麗玉（れいぎょく）という甘柿です。
11月上旬に直売所で販売したので、手にとられた方もいるかと思います。
（たったの2日間で売り切れてしまったのは驚きました…！）

この品種は美しい朱色とコロコロしたまあるい形が特徴的な柿です。
11月上旬にこれほどきれいな朱色に色づく柿はありません。
太秋（たいしゅう）に似た食感と甘さで、見た目だけでなく味も良いです。

11月上旬は太秋が終わり、富有柿がまだこれからというちょうど境目の時期です。
そんな柿の少ない時期に楽しめる素敵な品種です。

魅力ある柿なので、今後も生産を増やしていきたいと思っています。
ぜひ来年も楽しみにしていてください。

投稿者プロフィール

Kunitaka Ota

就農4年目の見習いです。
柿ができるまでの過程、自然の移ろい、柿作りへの思いなどをお届けできればと思います。ブログを通じて柿や丸金青果をもっと身近に感じてもらえれば嬉しいです。

柿の栽培以外にも、農機具の整備修理、土木工事、ITエンジニア（？）をやったりします。「丸金の何でも屋」になることを目指して頑張ってます。

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