まるきんの畑から:2026年1月号

1月があっという間に過ぎてしまった!という感覚です。
冷蔵富有柿の出荷作業があり、外の仕事もあるので忙しいです。

1月下旬の寒波で、本巣でも雪がそこそこ積もりました。
まだまだ寒さや雪がやってきそうなので体調には気をつけたいですね。

1月の作業を紹介

剪定(せんてい)

木の枝を切って形を整える剪定(せんてい)の季節がやってきました。
今年の柿の収穫量が左右される重要な作業です。

丸金の畑には約2500本の柿の木があります。

私含め、3人で手分けして剪定をしています。
一人あたりおよそ833本ですね。

1月29日現在、自分の担当は310本完了しました。まだまだ先が長いです。
まだ始まったばかりです。コツコツとやっていこうと思います。

余談

丸金の剪定は一般の農家よりスタートが遅めです。
一般的には、剪定は12月中下旬から始められます。
そのため私たちが始める1月中旬には、剪定を終えている人もいます。

ではなぜ、他の人が終わる頃に始めるかというと、
丸金ではフレッシュパック(冷蔵富有柿)の出荷作業があるからです。
12月中下旬〜1月中旬は、剪定作業を進めることができません。

剪定は、木が活動し始める3月中旬までに終われば良いので、
私たちは自分たちのペースで進めている、というわけです。
決してサボったりのんびりして遅らせているわけではありません…笑
むしろ雪などで作業ができずに遅れるとそわそわしてしまいます。


今の柿畑の様子

剪定はまだです。ヒモや支柱の回収もこれからです。
この畑の剪定は私の担当なのですが、
2月号を書く頃には終わっているといいな…。

1月の独り言:「感覚(勘)」と「数字」どちらも大事

農業において「感覚(勘)」は大切だとよく言われますが、
「数字」で知ることも同じくらい大切だと私は思います。
むしろ私のように経験が浅い人は、
「数字」も使って「感覚(勘)」を養っていく必要があると思います。

ちょうど、昨年の収穫データをまとめている最中なので紹介をしたいと思います。

突然ですが、昨年(2025年)に丸金が収穫した富有柿の個数はいくつだと思いますか?
千個?一万個?十万個?


答えは…
359,188個でした。

いかがでしょうか?思ってたより多かったでしょうか?それとも少なかったでしょうか?
「今年はたくさん採れたな」という感覚も悪くはないのですが、1年経つとすっかり忘れます。
でも数字にすると記録として残ります。
さらに、他の年との比較も簡単にできます。
2022年から記録があるので、比較してみました。

2023年は大不作だったので大きく落ち込んでいます。
昨年(2025年)は、2023年の倍以上採れました。
収穫も長くかかったわけです。


さらに、サイズごとの個数を見てみましょう。


「今年は小さいな」という感覚があったのですが、
ここまでMサイズとSサイズがたくさんだとは思いませんでした。(感覚のズレがありましたね)
それにしてもM, Sサイズと3L, 2L, Lサイズの個数は圧倒的な差ですね。

他の年と比べて見ましょう。

昨年(2025年)は、収穫量が増えましたが、大きく増えたのはSサイズだけでした。
思っていたより悲しい事実です…泣
(不作で柿がないよりはマシですが、大玉サイズも増えてくれないと困ります。)

2022年は大玉が豊富だった年なので、3L, 2Lの割合が大きいですね。
一方で、2023年からは3L, 2Lの大玉が極端に少ないです。
なぜでしょう?
気候のせいもありますが、
木の老化によって生産力が落ちてきているのかもしれません。
では、実際に畑ごとに収穫量を見ていくと……

こんな感じで「数字」からいろいろ考えることができます。
「感覚(勘)」だけでは見えないことが見えるようになります。

一方で、全てが「数字」にできるわけではありません。
例えば、剪定でどの枝を切るかは「数字」にはしずらいですね。
そんなときは「感覚(勘)」の出番です。

「感覚(勘)」と「数字」どちらも得意不得意があります。
「数字」を集めて使いながら、「感覚(勘)」を補正・補強していく、
「数字」が使えないところは「感覚(勘)」を総動員する。
こんな感じで両方をうまく組み合わせながら、
柿づくりのレベルアップをしていきたいです。

余談

昨年に作成した、「柿の数を数える装置」ですが、
トラブルなしでデータを得ることができました!!!
先程、紹介した柿の個数のデータはこの装置で取得しました。

自作するのは大変ですが、うまくできると嬉しいものです。

昨年のブログでも何度が紹介しています。
まるきんの畑から:2025年8月号:8月の独り言
まるきんの畑から:2025年10月号:10月の独り言


投稿者プロフィール

Kunitaka Ota
Kunitaka Ota
就農5年目の見習いです。
柿ができるまでの過程、自然の移ろい、柿作りへの思いなどをお届けできればと思います。ブログを通じて柿や丸金青果をもっと身近に感じてもらえれば嬉しいです。

柿の栽培以外にも、農機具の整備修理、大工仕事、土木工事、ITエンジニア(?)をやったりします。「丸金の何でも屋」になることを目指していろいろなことに挑戦しています。