まるきんの畑から:2022/05/06

ゴールデンウィークも残りわずかです。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私はゴールデンウィークに関係なく仕事をしております。
人が決めた暦ではなく、自然が紡ぐ暦に従う仕事なんだと改めて感じます。

畑はすっかり新緑に覆われました。
4月末ごろから「摘蕾(てきらい)」を行っています。
「摘蕾」とは蕾を間引く作業です。
収穫の次に時間と労力がいる作業で、柿の栽培の中で2番目のヤマ場です。

今年に伸びた枝(緑色の枝)にはたくさんの蕾がついています。
それぞれの蕾が花になり、柿の実になります。
蕾の数が多いので間引いて適度な数に減らします。


たくさんの蕾(柿の実)をそのままにしておくと、それぞれが養分を奪い合い「小さくて不味い柿」になってしまいます。
また、柿の木にとっても大きな負担になり、翌年の成長が悪くなります。
実らせすぎは良くないのです。

蕾はまだ柔らかいため、指で簡単に取ることができます。
指先で蕾を押してやると、「プチっ」と音がして取れます。
このようにして全ての枝の蕾を間引きます。


力仕事ではありませんが、ちょっと気が遠くなるような作業です。
丸金でも社員・パートさん総動員で行っています。

摘蕾はまだまだ始まったばかりです。
大変ですが、美味しい柿を作るため、コツコツと頑張ります。


おまけの一枚

休憩中に四つ葉のクローバーを見つけました。
畑の土が肥えているせいが、大きな四つ葉です。

いくつあるか探してみてください。
答えは次の投稿で!

投稿者プロフィール

Kunitaka Ota
Kunitaka Ota
就農4年目の見習いです。
柿ができるまでの過程、自然の移ろい、柿作りへの思いなどをお届けできればと思います。ブログを通じて柿や丸金青果をもっと身近に感じてもらえれば嬉しいです。

柿の栽培以外にも、農機具の整備修理、土木工事、ITエンジニア(?)をやったりします。「丸金の何でも屋」になることを目指して頑張ってます。