まるきんの畑から:2024年5月号

5月ももう終わりですね。
最近は昼と夜の寒暖差が激しく、着るものの判断に困りますね。

今年も柿の花が咲きました。
小さな黄色い花です。

5月の作業

柿栽培の中で、5月は2番目に忙しい月です。(一番忙しいのはもちろん収穫作業の11、12月ですね)
柿栽培に携わるようになってからは、ゴールデンウィークも2日くらいしかありません。

摘蕾(てきらい)

「摘蕾(てきらい)」は柿栽培の中でも最も重要な作業の一つです。
柿の蕾(つぼみ)と花を間引く作業です。

写真のとおり、今年伸びた枝にはたくさんの花がついています。
全ての花をそのままにしておくとお互いに養分を取り合い、
豆のような小さな柿になってしまいます。
さらに、養分を取り合って大きくなれなかったので味もよくありません。
「摘蕾」は大きくて美味しい柿を作るためには欠かせない作業なのです。



間引き作業は全て手作業で行います。
さらにただ間引くだけではなく、残す蕾も選ぶ必要があります。
形が悪いものや、小さなものは優先して取り除きます。

今年は蕾が多く、いつもより時間がかかっています。
6月の上旬頃まで長引きそうです。

草刈り

草刈りの季節がやってきました。
シーズン終わりまで5〜6回行います。(1ヶ月に1回以上の頻度です)
草の背丈が高いと摘蕾などの作業もやりにくくなるので
適宜、刈っていきます。

防除

防除作業も欠かせません。
暖かくなり、虫や病気も本格的に活動を始めました。
天気が良く、風のない早朝を狙って行います。

今の柿畑の様子

2024年5月31日撮影

すっかり新緑で覆われました。
葉っぱもずいぶんと大きくなり、畑の向こうまで見渡せなくなりました。

5月のまとめ

今月は柿の栽培で2番目に忙しい月でした。
蕾や花を間引く作業、摘蕾(てきらい)は
終わりが見えてきましたがまだまだ継続中です。

投稿者プロフィール

Kunitaka Ota
Kunitaka Ota
就農4年目の見習いです。
柿ができるまでの過程、自然の移ろい、柿作りへの思いなどをお届けできればと思います。ブログを通じて柿や丸金青果をもっと身近に感じてもらえれば嬉しいです。

柿の栽培以外にも、農機具の整備修理、土木工事、ITエンジニア(?)をやったりします。「丸金の何でも屋」になることを目指して頑張ってます。